スピアフィッシングの魅力
スピアフィッシングの魅力
Introduction about Spearfishing
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魚突きをやってみたいけど、まわりにやっている人もおらず、なにからはじめてよいのかもわからない。
? 手銛や水中銃の扱いは、なんだか危なそうで不安。
? 魚を突けたとして、そのあとどうしてよいかわからない。
? サメとかって、だいじょうぶなの?
? そもそも、どこでやってよいのかもわからない。
このコースに参加すると,,,素潜り能力がアップします。
魚を獲る能力がアップします。
無人島でサバイバルできる確率がグーン、と上がりますw
海が今までとは、まったく違うスケールで好きになるでしょう。
”ある人に魚を一匹与えれば、その人は一日の食を得る。
魚の獲り方を教えれば、その人は一生を通して食を得る。”
ー古代中国の諺
はじめまして。
まずは私の自己紹介をさせていただきます。
真っ青な空、穏やかで透き通った海。
17歳の夏、友人と訪れた無人島でのキャンプで、はじめてフィンというものを履いて、手銛で魚を追ったのが、わたしのスピアフィッシング初体験でした。
「獲ろう」と思うとすんでのところで逃げられ、意識を「無」にすることでようやく獲れはじめるようになった喜びを、今でもよく憶えています。
月日は流れて30歳を目前にした頃、「これといった趣味もない、つまらない三十路男になってたまるか」という、よくわからない理由で、サイパン=海=釣りという、単純な発想で釣りを始めてみました。
その「初日」のこと。
地元の釣具店で道具一式を新調して、意気揚々と以前から目を付けていた、ジャングルを抜けた岬へ。
崖の上から糸をたれてみましたが、一向に釣れません。
陽射しは強く、汗も吹き出してきます。
目の前の綺麗な海に飛び込みたくなるのですが、上がってこれない地形なのでそれも叶いません。
たまに「かかった!」と思ったら、地球です。
そんなこんなで、1匹も釣れないまま2~3時間も過ぎ、早くも嫌になりかけていた時、雷鳴轟く豪雨に見舞われてずぶ濡れ、それに追い討ちをかけるように、帰りにはジャングルで木が跳ね返ってきて、トラックの窓ガラスが粉砕されるという、見事なまでの「不運な1日」だったのです。
ちなみに、購入した釣り竿一式セットが$150、窓ガラスの修理代が$150でした。$300かけて、わたしはびしょ濡れになったのです。
たった1日で、わたしは釣りをやめることに決めました。
新調したばかりの釣り道具一式を静かに脇に置き、
「俺のエサに喰いつかないなら、こっちから出向いてやる。」
しかし、またも意気揚々と自己流で始めてみたものの、素潜りなんかはちゃんとやったこともなかったので、-5mですら獲物を探したりしている間に苦しくなって、アップアップする始末。
水中銃も、またも同じ釣具屋で相談もせずに小さい安い銃を買ってしまい、撃ってもぜんぜん遅くて魚に楽勝逃げられるという悪夢。
それは、トローリングで暴れる大物を船にあげる際にキルショットを見舞うために作られた銃で、水中で撃つことは想定されていないものだったのです。買うときに教えてくれやーーと思ってもあとの祭り。
獲れなくても、今回は体を動かしていることもあり、楽しかったので「やめよう」とは思いませんでしたが、自己流の期間はまったくといっていいほど成長しませんでした。
しばらくして、エドさんという地元の漁師さんと知り合い、彼に連れてってもらうようになりました。エドさんは10ー15mくらい潜っていって狙いをつけた魚を見事に打ち抜きます。エドさんが貸してくれた、木をベースにできた彼のお手製の銃は矢飛びもよく正確で、潜り方もマネしていると、すぐにふつうに獲れるようになりました。今までの苦節がウソのように楽しくきれいに獲れだしたのです。
それからしばらくして、島一番の素潜り漁師フェリックスさんに手ほどきを受ける幸運に恵まれたわたしは、呼吸法などのコツを教えてもらい、彼の水底でじっとして魚が寄ってくるまで待っているのを観察していると、すぐに20mで穴にいるような魚は獲ってかえってこれるようになりました。
それからは格段に面白くなり、しょっちゅう一緒に連れてってもらうようになり、夢中になっているあいだに、成長していきました。
話しは少しそれますが、ここでわたしがレッスンでとても大事にしていることがあります。映像とかではなく、自身の眼前で、じっさいに人が水底でじっと潜っているのを観ること、の大切さです。これを繰り返していると、脳が「人間てこれできるんだ」と認識し始めます。考えて、ではなく感じて少しづつ定着していくイメージです。
上手な人とやっていると、お手本が眼の前にいてくれるので高速道路に乗ったかのように楽に高速で上達します。比べて自己流時代はまるで、下道(したみち)でいっこうに進まず、一時停止が不充分で切符を切られたかと思えば交差点を曲がればバイクを巻き込みそうになったり、信号で止まればオカマをほられ、というに近い散々なスタートだったからこそ、この二人の師匠と出会ってからは実に快適な高速ドライブに変わった実感がもてたのかも知れません。
「こんなに楽しい、奥の深い、そして伝統的に続いてきた上に世界では競技として認知されている、このスピアフィッシングの啓蒙」を目的として、地元のスピアフィッシャーマン達に呼びかけて、それまでにサイパンにはなかった、スピアフィッシング協会を師匠と二人で創設して、地元企業や一流メーカーにスポンサーになってもらって、毎年大会を開催するようになりました。
例年、コンビとして参加したグアム大会でも徐々に成績を上げ、個人予選をそれぞれ勝ち抜いて、共にサイパン代表として2010年のミクロネシアのオリンピック(*こちらも4年に1回。スピアフィッシング競技があります)に出場したり、同年のサイパン大会では師匠と総合優勝を果たしました。
ここまで、スピアフィッシングをはじめて5年間ほどでの出来事でした。
その後、地元の小・中・高校に講演に行ったり、学校の先生から頼まれて、サマーキャンプでこどもたちにスキンダイビングを教えたりもしました。はじめは息が続かないこどもたちが、呼吸法やいくつかのコツを覚えて、みるみる成長していくさまは、これをもっと多くの人に知ってもらい、体験してもらいたい、というわたしたちの動機を決定づけるに充分なものでした。
時を同じくして、地元の大人たちや、ダイビングのリピーターゲストからも「教えてほしいから、連れてってくれない?」と頼まれることも増えていたことから、この、おそらくは世界でも珍しい、スピアフィッシングのレッスンコースを始めることとなりました。
このコースはやり始めてみて誰もやらなかった理由がよくわかるほど安全管理も難しいものでしたが、参加者は少なくとも着実に人気を集め、2015年まで日本語のサイトしか作っていなかったにも関わらず、コース開始当時から日本人だけでなく、多国籍なゲストの参加も続いています。
これまで各々が自己流でやっていたスピアフィッシングを体系立て、ターゲットフィッシュや撃ち方もレベル分けしている当コースは着実にリピーターゲストの腕前を上げてゆき、手応えを感じるまでになりました。
2014-2015年度には、『地球の歩き方』サイパン・ロタ&テニアン版の表紙にわたしの写真が選ばれ、幸いにもスピアフィッシングがその認知度を高めつつあります。
サイパン・ロタ&テニアン版表紙
このコースでは、スピアフィッシング競技のミクロネシア王者でもあり、わたしの師でもありバディでもあるフェリックス・ササモト氏の30年以上のスピア経験と、わたしの20年のインストラクション経験をベースに構成し、内容をより良いものにアップデートしながら催行しています。
追記:サメについて
*サメに限らず魚には、その習性になぜか地域格差があります。
以下はあくまで当地でのサメの習性についてです。
参加者の方から時々「サメとかいないですか?大丈夫ですか?」と質問されることがあります。
サメは、海ならどこにでもいます。もしサメがいない海があるとしたら、そこにはエサとなる魚もいないでしょう。
”ジョーズ”に代表される、大型のホオジロザメは寒冷域に棲むため、この海域にはいません。「獰猛」に区分されるタイガーシャークが、ごくごく稀にベテランの方しかご案内できないスポットで目撃例がありますが、過去にスピアフィッシャーマンが噛まれたことはありません。
参加された方が出会う可能性があるのは、ネムリブカ、ツマグロなどの比較的浅瀬を好む、小型のサメです。
私は、10年ほど前にバハマにて”シャークフィーダー”コースを修了しました。いわゆる、”サメのえづけ”です。もちろん、鎖かたびらをウェットスーツの上から着て、体長3m近いの大型のメジロザメに手でエサ(アジ)をあげたり、寝かしつけたりするのですが、寝かしつけるには、まずこちらが落ち着いていなくてはいけません。
それを伝えるために、こちらの片足をサメの脇腹にそっと当ててやります。同時に、片手でサメの神経が集中する鼻先の上下をなでてやるのですが、こちらが落ち着いていないと、サメも寝ずに暴れて逃げていきます。これがうまくできるようになると、サメはストン、と急に重く、丸太のように体が真っ直ぐになります。こうして気持ち良くなったサメは1分程度、眠りに落ちるのです。その間はさかさまにしたりしてもサメは寝たままです。しばらくすると、「ああ、いけねえ」ってな感じで起きてまた泳ぎ始めます。
そんなことをやったり、サイパンと小笠原の中間にある無人の島々で、人馴れしていないサメたちとスピアフィッシング中に出逢った経験から、私が出したわかりやすい結論は。。。
「サメも犬と一緒だ。」です。
こちらが恐がればやってきますが、襲う気概で向かっていけば、逃げてゆきます。恐怖感は相手に伝わりますから、まず怖がらないこと。
これが大事です。
すぐ近くにきた、なんていう場合には、鼻先を銃の先で小突けばあわてて逃げてゆきます。
追い払いたいときは、射程ぎりぎりに離れて、サメの体にポン、と矢が当たる程度にして追い払います。
サメは、あなたではなく、あなたの獲物が出す、撃たれて暴れている振動を読み取ることによって、遠いところからでもほぼその地点を的確に割り出し、さいごは血の匂いをたどって獲物にたどり着こうとします。
現に、キルショットで仕留めた場合、サメは近くにいても、獲物にたどり着けません。
私たちの場合はそうなる前に獲物を守りにいきますが、もしもサメがあなたの獲物に喰らいついてしまったら、そのままにしておきましょう。たいていの場合、綺麗に獲物だけを持っていきます。
ただ、現実を言いますと、これまでの経験上、サメの心配をするよりも、獲れないほうを心配してくださったほうが的確です。
ご参加者の半数は1匹も獲れずに終わります。残りの半数、獲れた方も、獲物が小さ過ぎて、サメには見向きもされません。
それにこれまで、サメに対する心配が必要だった方はまだ一人もいらっしゃらないのです。
また、「おしっこでサメが寄ってくる」という説がありますが、私の経験上、これは迷信の類だと感じます。嗅覚が鋭いからといって、おしっこの匂い=獲物が近くにいる、などと認識しているように見えるサメを今まで見たことがありませんし(興奮しているかそうでないかは泳ぎ方でわかります)、おしっこにいちいち反応しているほどサメもヒマではありません。
*ちなみに当地では、サメ・エイ・カメは保護種です。
*ここでの「サメ」とは、初心者コースで一般的に遭遇する、ホワイトチップやブラックチップシャークのことを指しています。サイパンにはこの他、グレイリーフシャークが少数、タイガーシャークがわずかに生息しています。これらのサメへの対策は中級者以上を対象としますので、ここでは割愛させていただきます。尚、いわゆる”ジョーズ”、ホオジロザメは冷水域を好むため、サイパンには回遊してきません。
*ここサイパンはじめミクロネシア各国においては、”フィッシング”と言えば”スピアフィッシング”を指すほど、人々の生活に昔から欠かせないものです(ちなみに釣りは”ロッド&リール”という呼ばれ方をします)。釣りもトローリングも投網も一般的に行われていますが、ミクロネシア・オリンピックで競技として認められているのは、スピアフィッシングだけです。
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【スピアフィッシングの道具】![]() 当店で使用して頂いている各道具をご紹介します。 1.マスク&スノーケル:普通のマスクでもOKですが、魚にこちらの眼球の動きが見えないミラーレンズのものもおすすめです。スノーケルは、パージバルブのない、シンプルなものが水を完全に吐き出せるため、マストです。 2.ウェットスーツ:水底に同化しやすくするため、カモフラージュのスーツを使用します。 3.フィン:潜降と浮上、水面移動を楽にするため、ロングフィンを使用します。 4.フロート:仲間や、航行中のボートから見え易くするため、ダイブフラッグ付きのフロートを使用します。獲った魚は、フロート下部のストリンガーに通しておきます。 5.スピアガン:水中銃は、リーフスピアに最適な、75~90モデルを使用します。 6.グローブ:長時間水の中にいると皮膚はふやけて切れやすくなるため、必ず使用します。 7.ウェイトベルト:肺に空気をいっぱいにして潜っていくため、オモリが必要です。(ダイバーの方は適正ウェイト+1キロが目安です) 8.ブーツ:フィンのサイズやフットポケットの形状に応じてブーツ又はソックスを使用します。 |
【ターゲットフィッシュ一覧表】 |
【ターゲットフィッシュポイント表】 |
◎ご参加された方の声 |
*お客様の了承を得て掲載しています。
はまりました。とっても。 子供の頃の海遊びを思い出し、何か今でも
また、すぐにでも伺います!! |
![]() :Y様 大阪のYです 3日間、有難うございました。 初めてのスピアフィッシング、本当に楽しめて、満喫しました。 3日間で、1匹でも魚を突ければと考えていましたが、夢のような時間でした。 教えてくれたFelixは、頼もしく、安心して3日間スピアフィッシングを楽しめました。 有難うございます。 また、EURO90Traveller、大事にします。 僕のほしいものばかりが置いてある危険な?お店でした。 何とか、日本で潜る練習をして15m以上、垂直に潜れるようになって、次回のサイパンではボートに乗れるのを、次の夢として仕事に励みたいと思います。 本当に良い思い出有難うございました。 |
![]() :U様&I様 今回サイパンにて、スピアフィッシィング挑戦することに、Uは、とにかく情けないことを言っていましたが、とても楽しんだようで、やって良かった良かったと 大満足してました。 チャーターしたようなボート、スピアも思ったより楽に長く潜れることを知ったことなどなど、アクアスミスさんに頼んで大正解だったと言ってます。 もちろんわたしは、大大大満足。シュノーケルでダイビングと同じようにきれいな海を体験し、亀に驚き、おまけに魚を捕まえられて 最高~! 本当に感謝しております。 |
◎スタッフ紹介 |
<Felix Sasamoto/サイパントリビューン記事> 08' Sasamoto, Asai catch the heaviest rudderfish in Guam 09' Saipan wins 2nd place 10' Sasamoto tops Micronesian Games tryout |
Felix Sasamoto スピアフィッシング・インストラクター サイパン生まれのサイパン育ち。 スピア経験30年以上、サイパンでは知らない人はいない偉大なスピアフィッシャーマン。ミクロネシアのオリンピック、MICRONESIAN GAME 02年タヒチ大会、06年サイパン大会、10年パラオ大会のサイパン代表。06年のサイパン大会では個人・総合ともに優勝。 ”アナタハンの女王”事件の漂流者を本国に帰還させた記録も残る、船長をしていた祖父は日本人ですが、戦後日本語の使用は抑制されたため、日本語は喋れません。でも親切な人でゆっくり喋ってくれるので簡単な英語で会話が充分出来ます。 一流のメンタリティと洞察力を持った、学ぶところの大変多い人なので、色々聞いてみよう。 サイパンの音楽番組でフェリックス特集が組まれたこともあるエレキはプロ級の腕前。 2002 MICRONESIAN GAME(開催国タヒチ)サイパン代表 2006 MICRONESIAN GAME(開催国サイパン)サイパン代表:個人/総合優勝 2010 MICRONESIAN GAME(開催国パラオ)サイパン代表 ○NPO マリアナス・アプネア・スピアフィッシング協会(MASC)初代副会長 |
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Royce Gumabay 2000年サイパン生まれサイパン育ち。 スピア経験は2014から。過去の突き果はロウニンアジ、ミルクフィッシュなど。現在はメインガイド・インストラクターとして業務を担当。 |
Morito Asai ○NPOマリアナス・アプネア・スピアフィッシング協会(MASC)創立会長 |
<Morito Asai/サイパントリビューン記事> 08' 2nd Annual Spearfishing Tournament 08' Asai hopes to invite other Micronesian islands 09' 40 to take part in Spearfishing Tournament 10' Asai,Sasamoto brothers top spearfishing tilt 11' 2011 MASC Spearfishing Tournament this Saturday |
◎サイパンの漁業法 *スクーバを使用しての魚突き・甲殻類の捕獲は禁止。 *自然保護区(バード・アイランド、禁断の島、マニャガハ島)でのいかなる漁業も禁止。 *自然環境に悪影響を及ぼしかねず、持続可能な漁法ではない可能性の高い、地引網・底引き網・定置網・刺し網漁はすべて禁止。 *投網のみ、魚類&自然保護局に登録した個人(有料。一年更新)のみ可能。 *スピアフィッシャーはダイブフラッグ付きのブイを使用し、その30m(100フィート)以内でスピアをすること。 *ボートはダイブフラッグの半径30mの航行を禁止。 *エイ・サメ・カメ類、及び食用でない魚種の捕獲の禁止。 ◎アクアスミスの自主規制 *遊泳者・スクーバダイバーの15m以内での発射の自粛。 *スピアの対象とするサカナは魚種・サイズを守ります。 |
スピアフィッシングを始める前にぜひ一度ご覧ください。★安全ルール10はこちら★←クリックでご覧いただけます。 日々の最新情報につきましては、当店SNSページ👇をご覧ください。 *当コースは期間限定開催です。お問合せ・ご予約はお早めにどうぞ。 世界中の旅上手がイチオシする航空券予約サイトで、無数にある格安航空券をすばやく一括検索。目的地は、SPN。
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これまでは、サイパンまで渡航して頂かないと、レッスンを始めることも出来ませんでした(2021年度末まで)。
そこで、現地レッスン用とは異なる、グローバル向けのイラスト・デザイン・写真でより読みやすくなった、『スピアフィッシングマニュアル1.0 (初心者~中級者編)』を出版させて頂きました。電子書籍ですので、今すぐ購入&いつでもどこでも持ち運び、繰り返し読みが可能です。
これには、幸運にも素晴らしい師匠に恵まれて、おそらく上達の最短コースを歩むことができた私が、10年間以上かかって得たスピアフィッシングの基本、ノウハウ、そしてブラックアウト(意識喪失)を含むアクシデントケースとそれらを予防・回避できたであろう方法、海況判断をする上での注目ポイントなど、始めるにあたって必要と思われるすべての体験や情報を書き上げてあります。
貴方が自己流で始められる場合、当書籍を読んだうえで行うか、読まないで行うかにおいて、安全面及び上達面において多大なる差が生じるかと思いますのでお奨めいたします。
何かを始めるとき、往々にして”トライ&エラー”で成長していくんだよ、と云われていますが、スピアフィッシングの場合の”エラー”、いわゆるたった一つの失敗、それは海況判断であったり、知識不足であったり「せっかく来たんだから」という自己都合を海に押し付けてしまった場合だったり、漂流だったりさまざまなケースが考えられますが、それによってあなたの生命に危機を及ぼすリスクが他の多くのスポーツや趣味に比べて桁違いに高いです。
そのため、私たちのこれまでの経験から最善と思われるルール等をご紹介させて頂いておりますが、あなたの安全を保証するものではございませんので、本書をよく読まれたうえで、自己責任にて行ってください。